統計学II

統計学とは経験的に得られたデータから数学的手法を用いて,数値的性質や規則性を見出すための学問である.近年ではインターネットの普及によりデータ数が爆発的に増加しており,こうしたビッグデータを扱う上でも統計学が用いられている.今回は統計学の中でも分散分析と単回帰分析を扱う.
分散分析では各水準の簿平均の違いを分散の違いを見ることで検定する手法である.今回は一元配置分散分析と二元配置分散分析を例として取り上げた.単回帰分析は獲得したデータを分析し,将来の動向を予測する際に用いられる手法の基礎の基礎である.これら二つの理解を深めるため,例を提示しながら分析方法を紹介していく.

20151016 ishihara
キーワード: 一元配置分散分析,二元配置分散分析,F値,単回帰分析,回帰分散分析

色空間とヒトの知覚

色の情報は,物を見て判断するうえで非常に重要なものである.現在,人間の生活にはカラー画像が
溢れているが,画像メディアによって画像の取り込みの方法(入力),画像の記録方法,また画像の
再現方法(出力)は異なる.これらの異なる画像メディア間で共通するのは,それを観察する人間の
視覚のみである.本稿では,人間がどのようにして画像を見,また色を見ることが出来ているのかを
理解するために,視覚系の構造や機能について述べるとともに,現在主に用いられている色空間につ
いて述べる.
20151016 colorspace

キーワード: 色覚, 視細胞, 表色系, 色空間

ドローン(無人航空機)

ドローンは自律飛行を行い,飛行に加え撮像や運搬等,目的を持った無人航空機である.全地球方位
システム(GPS:Global Positioning System),地理情報システム(GIS:Geographic Information
System)といったシステムを利用することにより,自律飛行を可能としている.自律飛行により,現
状では人間が作業を行うに困難だった危険区域での撮像,経路によらず配達を行う事が可能となった.
そのため災害現場においての撮像や,離島への運搬,様々な分野での活躍が期待される.
20151016 robana

キーワード: ドローン,自律飛行システム,ウェイポイント誘導方式,GPS,GIS

Pepperくん

近年,世界各国でロボットの研究・開発が進んでいる.日本のソフトバンクとフランスのALDEBARAN
Robotics は2014 年に世界初の感情認識パーソナルロボットPepper くんを発表した.Pepper くんは
あらゆる分野の最新技術を応用して作られたロボットであり,ロボット開発の歴史に大きく貢献した.
本稿はこのPepper くんに用いられている最新技術や,現在抱えている問題点や将来の展望について
触れ,近い将来必ずロボットが私たちの身近な存在となるきっかけとなるPepper くんについて述べ
る.

20151016 jtani_ICT
キーワード: Pepper くん, オムニホイール, 感情認識エンジン, クラウドAI, NAO

ITと農業

近年,就農者の高齢化が問題となっている.その理由の1 つは,若年層の新規参入の障壁となる経験
則や勘に従った農業経営である.新規参入しやすい農業へと変化させる方法として農業のIT 化が推
進されている.IT 化はクラウドを用いたナレッジデータとセンサから得られる環境に関するセンシ
ングデータの比較により行われる.現在は圃場栽培と植物工場が普及されており,更なる技術向上と
高効率,高競争力が期待される.

20151016 ICT_syoshitake

キーワード: クラウド センサ ユビキタス環境制御システム

可視光通信

現在,携帯電話や無線LAN 等で使用されている通信は,電波による人体や精密機器への影響が指摘
されている.そのような状況で,LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード) やイメージセンサの技
術の発展から,新しい無線通信として可視光通信が注目されている.可視光通信は送信デバイスが高
速に点滅することにより変調された情報が送られ,受信デバイスで情報を受け取る通信技術である.
可視光通信は従来の無線通信には無い特徴を持ち,様々な方面への応用が考えられている

20151016 rhagiwara

Deep Learning

20151016 ttamaki

Deep Learning とは脳の神経ネットワークをモデル化したニューラルネットワークを何層も重ねるこ
とで構成された機械学習アルゴリズムの総称である.従来では専門家によって行われていた生データ
からの特徴量抽出を自動的に行うことが可能である.さらに,識別の精度は極めて高く,その優れた
汎化能力から音声認識や画像認識など,様々な分野への応用が大いに期待される.
キーワード: Deep Learning, 機械学習

3次元メモリ

NAND 型フラッシュメモリはスマートフォンやパソコンなど,様々な機器の記憶媒体として活躍して
いる.しかし,近年情報量が増加しているのに対して,フラッシュメモリの微細化が限界をむかえ,
大容量化が停滞している.そこで,コストを下げつつ,記憶容量を増やすために,フラッシュメモリ
の3 次元化が進められている.3 次元メモリの開発により,HDD と同等の容量を持つSSD が作られ
るようになった.これにより,より高速にデータを扱えるようになる.
20151015 yokada
キーワード: 3 次元NAND 型フラッシュメモリ, BiCS, V-NAND

fNIRSの原理

fNIRS (functional Near-Infrared Spectroscopy) は,生体への透過性が高い近赤外光を用いて,血流
量の変化を多点で計測し画像化する脳機能イメージング装置である.ヘモグロビンの近赤外領域にお
ける吸光スペクトルは酸素結合の有無により異なる.fNIRS は,ヘモグロビン吸光スペクトルと拡張
ランベルト・べールの法則に基づいてヘモグロビン濃度変化を算出する.
本稿では,fNIRS の原理と神経血管カップリング及び,ランベルト・ベールの法則ついて述べる.
20151014 tkatayama

キーワード: fNIRS 原理, 近赤外光, ヘモグロビン, 神経血管カップリング, ランベルト・ベールの法則