多感覚ニューロンの生理学と感覚統合の理論間の隙間を埋める

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Nature Reviews Neuroscience 14.6 (2013): 429-442.
Bridging the gap between theories of sensory cue integration and the physiology of multisensory neurons

知覚経験の豊富さや,行動を補助するためのその有用性は,複数の感覚にまたがる情報の統合に依存する.こ
こ数十年の間,脳が感覚情報を組み合わせて理解する方法が多く見受けられた.この研究の多くは2 つの異なる
方法によって導かれており,一つは神経生理学的所見によっておもに駆動する,もう一つは数学的物理学及び,心
理物理学によって導かれる.矛盾する結果と解釈は心理物理学と情報統合の心理学の間に概念的なギャップを生じ
させていたが,最近の視覚と前庭の情報の統合はこのギャップを大きく縮めている.

multisensory integration, sensory cue integration, cross modal

左右手首の運動イメージにおける2 ステージ4 クラスBCI の検討

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Medical Engineering & Physics, Volume 34, Issue 7, September 2012, Pages 964-971
A two-stage four-class BCI based on imaginary movements of the left and the right wrist

本件では,左右手首の運動イメージを元に2 ステージ4 クラス識別のブレイン・マシーン・インターフェイス(BCI)の概念について述べる.本研究における非侵襲BCI は,左右の腕の運動識別と共に,それぞれの手首の屈伸運動の識別も行う.実験には,右利き健常者10 名を起用した.実験に参加した被験者には,実験前に実際に腕の運動練習をすることは控えるよう指示した.異なる4 クラスの平均識別率は63 ± 10%となった.また,2 ステージ4 クラスの識別率は手首単体の屈伸運動における4 クラス識別に比べてかなり良い識別結果(p = 0.014)となった.識別器としてElman のニューラルネットワークを用い,EEG の時系列データの独立成分から算出したガボール係数の絶対値を特徴量として選択した.左右の腕運動の識別としてα-β波帯域から特徴量を抽出し,同様に,各腕の手首における運動においてはδ-γ波帯域から特徴量を抽出した.結果として,左右の手首における運動の識別の精度には大きな違いは見られなかった.

Movement imagery, Brain-computer interface, Four-class classi er, Two-stage classi er

Maastricht Acute Stress Test (MAST) の紹介:自律神経系およびグルココルチコイドストレスを強く誘発させ る,すばやく非侵襲なアプローチ

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Introducing the Maastricht Acute Stress Test (MAST): A quick and non-invasive approach to elicit robust autonomic and glucocorticoid stress responses

Psychoneuroendocrinology. 2012, vol. 37, no. 12, p. 1998-2008.

ストレスに関連した研究は,ヒトのストレスシステムを活性化させる様々な手法を開発してきた.最も一般的に用いられる実験室パラダイムのうちの2 つは,Trier Social Stress Test(TSST) とCold Pressor Test(CPT) である.我々は,強い自律神経系および,グルココルチコイドストレス反応を誘発させうる簡易な実験室でのストレス課題を作成するために,それらの最もストレスフルな特徴を組み合わせた.CPT やその類似のものとの比較において,我々の提案するストレスツール(Maastricht Acute Stress Test; MAST)は,主観的ストレス反応の上昇と(収縮期および拡張期の)血圧増加において等しく効果的である間,唾液内コルチゾールにおいて優れた反応を与えた(study 1; N = 80).study 2(N = 20) において,我々は直接MAST とTSST の効果を比較し,どちらの方法も同様の唾液内コルチゾール,α-アミラーゼ,主観的ストレスを誘発させることが示唆された.最後に,我々は同じストレスフルな構成要素ではないが,MAST のストレスタスクと類似した,適切なストレスなし統制タスクを開発,評価した(study 3; N = 40).全体を通して,我々の結果は主観,自律神経系,そして,最も重要なグルココルチコイドストレス反応に関してMAST の効果を確認した.このように,簡易なストレスプロトコルであるMAST は未来の研究に大きな貢献を約束する.

セマンティックWeb 上のLOD からの類似性グラフの導出

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Deriving Similarity Graphs from open Linked Data on
Semantic Web

IEEE International Conference of Information reuse and integration, 2009 Aug, page : 157 – 162,
セマンティックweb 上で公開されているLOD が増えるにつれて,広くリンクされたデータセットから最も類似
した実体を探し出すことは多くのセマンティックアプリケーションで重要視されてきている.従来のアプローチで
は,通常は一方的にオントロジーの分類や関係に依存している.本校では,リンクデータから類似したグラフを
導出するためにノードとリンクタイプとセマンティックグラフのトポロジーを利用した新しいアプローチを提示し
ている.まず,セマンティック類似遷移は二つのリソース間の類似度を計算することを提案している.さらに,シ
ステムは算出された類似度に基づいて類似性グラフを導出し,可視化を可能にしている.我々は医療領域で生成
された現実世界のリンクデータにこのアプローチを適用し,臨床意思決定のユースケースで満足な結果を得るこ
とができた.