人の連合学習における神経の相互関係

Neural Correlates of Human Associative Learning
Tsinghua Science and Technology vol.16(2), pp. 140-144, 2011
160705 ykohri

動物における恐怖の研究では,文脈や合図の両方の主に嫌悪条件付けと扁桃体が関連づけられる.しかし,神 経生理学的研究は扁桃体が様々な種類の刺激報酬学習でポジティブな感情の処理を担っていることを示している. 現在の研究の目的は,この発見を人に当てはまるか調査することである.fMRI は嫌悪感と食欲調節における神経 基盤を調査するために用いた.最初の研究では,合図または文脈が関連付けされた時に電気ショックを与えた.次 の研究では,嫌悪条件である電気ショックと食欲増進の報酬を使って食欲と嫌悪の調節を統合する.文脈条件付け で海馬がより活性したのに対し,扁桃体における反応は合図と文脈の条件付けの両方で観察された.また,強音 響刺激に対しては扁桃体の活性が高かった.これらの調査結果は,刺激量や刺激の種類に関係なく連合学習にお いて扁桃体は重要であるということを強調している.