大腸内視鏡検査における結腸直腸ポリープ検出のためのLCI とWLI の比較

Comparison of linked color imaging and white-light
colonoscopy for detection of colorectal polyps: a
multicenter, randomized, crossover trial
Gastrointestinal Endoscopy, pp.1{7, 2017
20170914 yokada

背景と目的:近年開発された技術であるLinked Color Imaging(LCI)は,レーザー内視鏡システムを使用し
て,赤と白の色をより鮮明に表現するために赤の色分解を強調する.結腸直腸ポリープの検出におけるLCI の利
点は未知である.この研究の目的は,WLI 内視鏡と比較して結腸直腸ポリープの検出を改善するLCI の能力を評
価することである.
手法:我々は,中国の3 つの病院で,多施設・クロスオーバー・前向き・ランダム化比較試験を行った.すべて
の患者は,LCI およびWLI 内視鏡を用いて無作為の順序で大腸内視鏡検査を受けた.全ての病変は,2 回目の内
視鏡処置中に除去された.1 つ目の結果の指標は,結腸直腸ポリープの検出時のLCI とWLI 内視鏡検査の感度の
差とした.2 つ目の結果の指標は,2 群における患者1 人当たりの腺腫検出率およびポリープを見逃した率に関連
する因子とした.
結果:全部で152 人の患者が無作為化され,141 人が分析に含まれた.全般的なポリープの検出率は,LCI の大
腸内視鏡検査では24 %増加し,感度はWLI よりLCI が高くなった.さらにLCI では,ポリープを有する患者が
有意に多く(32%)同定された.患者1 人当たりの腺腫の検出率は,WLI よりLCI が有意に高くなった.
結論:LCI は,大腸内視鏡検査中に結腸直腸ポリープおよび腺腫の検出を改善することがわかった.