バイオフィードバックアプリケーションのための動的情報チャネルとしての瞳孔面積の変化

Pupil Size Changes as an Active Information Channel for Biofeedback Applications
Ehlers, Jan and Strauch, Christoph and Georgi, Juliane and Huckauf, Anke
Applied psychophysiology and biofeedback, Vol.41, No.3, pp.331-339, 2016
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瞳孔の大きさは通常,認知・情動状態の洞察を提供する受動的な情報チャネルと考えられているが、制御は行 えていない.しかし,最近の研究では,瞳孔の活動によって指標付けられた交感神経活動において,単純な認知 手法による戦略的干渉を可能にすることを示している.短期間かつ成功数が多くないにも関わらず,快・不快画 像を用いて,被験者はベースライン変化を超えて瞳孔径を拡張することが可能となった.現在の研究では,実験 的環境の変化に基づいた包括的な応答反応が提供されている.結果,より厳しい方法論的条件(制御されたベー スライン設定および指定されたユーザーの指示)が報告された効果を強化する一方で,全体的な性能は標準偏差 1 だけ増加することを示した.したがって,効果は瞳孔レベルに限定されない.皮膚コンダクタンス変化の同時計 測結果は,誘導された自律神経性覚醒の一般的な増強を証明する.研究間の結果の安定性を考慮すると,我々は, 瞳孔面積情報が情動的監視を超え,人間とコンピュータの相互作用における能動的な入力チャネルを構成し得る と結論付ける.さらに,瞳孔径の変動は,交感神経興奮の自己誘導変化を確実に示し,このパラメータの関連性 は,将来の臨床バイオフィードバックにおけるアプローチのために強く示される.