人間の視覚野におけるKanizsa と閉塞刺激に対する空間選択的反応

Spatially selective responses to Kanizsa and occlusion stimuli in human visual cortex
de Haas, Benjamin, and Dietrich Samuel Schwarzkopf
Scientic reports 8.1 (2018): 611

低次視覚野は,接する線または共線の端が遮蔽面の存在を暗示する主観的輪郭,および物体の遮蔽された部分に反応する.本稿では,機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging:fMRI)およびpopulation receptive eld(pRF)分析を用いて,主観的輪郭の画像,棒状図形のの遮蔽画像,または微妙な輝度コントラストによって定義される棒状図形の刺激画像を用いて,低次視覚野のレチノトピー応答をマッピングした.すべてのコンディションは,信号対雑音比が非常に低いにもかかわらず,低次視覚野のマッピングにおいてレチノトピー応答を生じた.独立した高コントラストマッピングデータによる信号対雑音比とコヒーレンスがV1 からV2,V3にかけて増加したことがわかった.さらに,低コントラスト輝度と錯視条件の間で,信号対雑音比またはpRF サイズの差異は見出されなかった.3 つの条件のすべてが,主観的輪郭または遮蔽に特に関連する活動ではなく,棒状刺激の場所に空間的な注意を引くことを提案する.