昼間の単調な運転時における運転者の認知疲労と速度変動との関係

The Relationship Between Drivers’ Cognitive Fatigue and Speed Variability During Monotonous Daytime Driving
Jinfei Ma, Jiaqi Gu, Huibin Jia, Zhuye Yao and Ruosong Chang
Frontiers in psychology, Volume.9, p.459, 2018

認知負荷が不足すると,長時間運転した際の運転者の認知的疲労および警戒の減少につながる可能性がある.本研究では,単調な運転での運転疲労に対する速度変動の影響を調査した.21人の参加者が60分間のシミュレータによる運転課題を実施した.すべての被験者の認知疲労は,心理的および生理学的測定を用いて評価された.結果は全ての被験者間で,車速の変動性は運転タスク中の眠気および警戒の度合いと負の相関があることを示した.さらに,速度変動が大きいグループの運転者は,速度変動が小さいグループの運転者よりも眠気が少なく、疲労が少なく、警戒感が高いことが示された.また,これらのドライバーは3つの異なる周波数帯θ,αおよびβ波のパワースペクトルが小さいことが示された.したがって速度限界内での速度のより大きな変動性が,運転者の認知疲労を抑制することが示唆された.