表現を持つ部屋:仮想ウィンドウを作成する際の運動視差,遮蔽,不鮮明の効果

A Room with a Cue: The Efficacy of Movement Parallax, Occlusion,and Blur in Creating a Virtual Window
Wijnand A. IJsselsteijn, Willem Oosting, Ingrid M. L. C. Vogels, Yvonne A. W. de Kort and Evert van Loenen Teleoperators and Virtual Environments, 2008, 17.3: 269-282

“屋内環境では,窓があることは,人間の身体的および心理的な幸福,特に窓から自然の景色が見えている場合に重要な役割を果たす.物理的な窓が存在しない場合,あるいは存在するものの,窓から見える景観の多くを人工物が占める場合では,仮想的な窓は有益な役割を果たす可能性がある.今回の論文では,写実的な風景を投影することで「実際の窓から景色を見渡すような経験」を生み出すことにおける,単眼による奥行き表現に必要な3 つの情報,運動視差,ぼかし,遮蔽の効果に関する調査結果を発表する.結果は,3 つの情報はすべて視聴者の「実際の窓から景色を見渡すような経験」に大きな影響を及ぼし,中でも運動視差が最大の効果を持つことを示した.残り2 つの情報は2 つの情報の相互作用と,運動視差によって左右される.これらの結果は「実際の窓から景色を見渡すような経験」を生み出すような仮想的な窓を作成する上で不可欠な要素を特定し,テストするための第一歩を提供する.”