運転中のサブタスクによる脳活動の増加:新しいMR互換運転シミュレータを用いたfMRI研究

Increase in brain activation due to sub-tasks during driving: fMRI study using new MR-compatible driving simulator
Mi-Hyun Choi, Hyung-Sik Kim, Hee-Jeong Yoon, Jung-Chul Lee, Ji-Hye Baek, Jin-Seung Choi, Gye-Rae Tack, Byung-Chan Min, Dae-Woon Lim and Soon-Cheol Chung
Journal of physiological anthropology, vol.36, p.11, 2017

“いくつかの研究では,神経活動が運転に関連していることを示すために,機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)を使用している.fMRI研究においてサブタスクを実行しながら運転に関連する脳反応を解明した.これらの研究では,コンピュータのマウス,トラックボール,またはジョイスティックを使用して運転をシミュレートし,実際の運転状況に匹敵しないことに注意することが重要である.これらの限界を克服するために,MR対応の運転シミュレータ(80km/h)を備えた駆動輪とペダルを使用した.被験者はサブタスクを実行しながら運転し,我々はニューロンの活性化の差異を観察しようと試みた.実験は3つのブロックから構成され,各ブロックは制御段階(1分)と駆動段階(2分)の両方から成っていた.制御フェーズ中に,運転者は停止画面を見て,運転タスクを実行しないように指示された.運転段階では,運転者は80km/ hでサブタスク条件で運転を行う場合と,運転のみの2種類を行った.ドライバーが運転のみに集中している場合と比較して,運転手がサブタスクを実行している間に運転した場合,活性化ボクセルの数は空間的知覚の原因となる頭頂部領域で大きく減少した.下前頭回および上頭側回などのタスク実行領域は,活性化の増加を示した.運転中に同時にサブタスクを実行することは運転手の運転に影響を与えた.誤動作の監視と不必要な動き(例えば,車輪やペダルの動き)の制御を担う,帯状回と小葉領域(扁桃核、尾状核、髄腔内および視床)は,運転条件のみに比べて活性していた.これまでの研究で使用されたシンプルな運転シミュレータ(ジョイスティック、コンピュータマウス、トラックボール)と異なり,この研究で使用されている運転シミュレータに駆動ホイールとペダル(アクセラレータとブレーキ)を追加された.結果,処理された動作の数が増加し、制御が必要な不要な動作の数が増加した.これは対応する脳領域における活性化を増加させた.”