ヒトの脳アトラス:構造的ネットワークに基づく新しい脳アトラス

The Human Brainnetome Atlas: A New Brain Atlas Based on Connectional Architecture
Fan, Lingzhong and Li, Hai and Zhuo, Junjie and Zhang, Yu and Wang, Jiaojian and Chen, Liangfu and Yang, Zhengyi and Chu, Congying and Xie, Sangma and Laird, Angela R and others
Cerebral cortex, vol.26, pp.3508-3526, 2016

“脳の解剖学的構造を心理的および認知的機能と相関させることを可能にするヒトの脳アトラスは,生体外の組織学ベースで作成されたアトラスからマルチモーダルなインビボ情報を提供するデジタル脳地図へと移行しつつある.現在多くのヒトの脳アトラスは,特定の構造のみをカバーし,詳細な区画情報を欠いており,そして機能的に重要な接続性情報を提供することに失敗している. 非侵襲的マルチモーダルニューロイメージング技術を使用して我々はインビボでの構造的接続性を明らかにし,人間の脳全体の細分を識別する接続性ベースの分割フレームワークを設計した.結果として得られる210 個の皮質領域および36 個の皮質下領域を有する.得られたアトラスは,小領域で相互検証されたアトラスを提供し,解剖学的および機能的接続の両方に関する情報を含む.さらに,BrainMap データベースを参照して描写した構造をマッピングした.したがって,それは構造,接続性,および機能間の複雑な関係を探求するための客観的で安定した出発点を提供し,最終的には人間の脳がどのように機能するかの理解を向上させる.人間のBrainnetome Atlas は,http://atlas.brainnetome.org から無償でダウンロードできる.そのため,研究者は健康な病理学的状態の調査に全脳の区画,接続,および機能データをすぐに利用可能である.”