機能的結合によって推定されるヒトの大脳皮質のネットワーク

The organization of the human cerebral cortex
estimated by intrinsic functional connectivity

Journal of neurophysiology, vol.106, No.3, p.1125-1165

大脳皮質の情報処理は,分散された領域間で相互作用を伴う.解剖学的接続はある特定の領域が視覚システムのようなローカルの階層関係を形成しているということを示唆している.他の連結性パターン,特に連合野の間で,はっきりした階層的な大規模な回路の存在を示唆している.この研究では、ヒトの大脳におけるネットワークの構成はresting-state-fMRIを用いて調査した.1000名の被験者データは表面ベースの調整を使って位置合わせを行った.クラスタリング手法は大脳皮質全体に機能的に連結された領域のネットワークを識別するために使用された.結果は,感覚および運動皮質ならびに関連領域の分散ネットワークに狭いローカル・ネットワークを明らかにした.感覚と運動皮質内では,機能的な接続は隣接する領域全体の位置特異的な表示を行った.連合野において,連結性パターンはネットワーク境界の間に急激な遷移を示した.重点的な分析は,よりよくネットワーク連結性の特性を理解するために行われた.一次視覚野のMT+複合体,頭頂間溝,前頭眼運動野を含む標準的な感覚運動経路は,どのような相互作用が内及びネットワーク間に発生するのかを調査するために分析した,結果は,MT+複合体の隣接領域は,ネットワークにまたがる階層的な経路と一致して接続されていることが示された.頭頂と前頭前野関連皮質の機能的接続は次の調査が行われた.隣接領域の個々の接続特性は,それらが相互作用の証拠を示しながら,大部分が平行で,分散ネットワークに関係することが示唆されている.私たちは認知をサポートするために,猿の解剖学とヒトにおける潜在的進化の拡大に関して,これらの大規模な脳のネットワークの組織化を議論することによって結論付ける.

20150804 sohtani