瞑想と脳- 近赤外分光法で評価したマインドフルネスの神経相関

Meditation and the brain -neuronal correlates of mindfulness as assessed with near infrared spectroscopy
Psychiatry Research: Neuroimaging, 2017

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治療への介入としてのマインドフルネス瞑想はうつ病や痛み,不安症のような精神的な問題に対してプラスの影響があることが示されている.

本研究では,安静状態とマインドフルネス状態で瞑想熟練者(14名)と対照群(16名)の血行動態の違いを見つけるために機能的近赤外分光法を用いた.
2つの状態において,瞑想ボウルの音が聴覚系と隣接した皮質領域における群間の違いを見つけるために使われた.
脳の様々な側性化(偏っていること)のパターンは安静状態(左半球の拡大)またはマインドフルネス状態(右半球の拡大)の間,瞑想熟練者で見られた.
対照群と比較して,瞑想熟練者は安静時の間,聴覚野においてより活動のパターンが拡がった.
マインドフルネス状態では,対照群は高次の聴覚領域(ブロードマンの1,6,40)で活動の低下が見られたが,瞑想熟練者では優位にそれらの領域で増加した.
さらに,瞑想熟練者は脳の長期的変化の可能性と共感,メタ認知能力,健康におけるプラスの影響があることを示す脳領域(ブロードマンの39,40,44,45)で大いに活性した.

聴覚皮質の活性化は情動によって調節される:機能的近赤外分光法(fNIRS)研究

Auditory cortex activation is modulated by emotion: A
functional near-infrared spectroscopy (fNIRS) study
NeuroImage, vol.55, no.3, pp.1200-1207, 2011
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視覚的情動的刺激は,生物がすばやく生物学的に顕著な手がかりを検知することと適切なアプローチもしくは回避行動を開始することを助ける,初期の聴覚皮質領域において高める賦活を誘起する.情動による他の感覚モダリティの調節のための脳機能イメージングの証拠は,欠乏している.それゆえに,本研究の目的は情動的合図によって感覚促進が聴覚領域において見つけることができるかどうか試験することである.被験者がInternationalAffectiveDigitizedSoundSystem(IADS)から選択された,標準化された快,不快そして中性的な音を聞いている間,我々は非侵襲的で静かな神経画像処理技術である機能的近赤外分光法(fNIRS)を用いて聴覚性領域を記録した.快と不快な音は,中性的な音と比較して聴覚皮質の活性化の増加を導いた.複雑な情動的刺激が反応した感覚野の増加した活性は,明らかに視覚領域に限定されるのではなく聴覚領域でもあきらかであることを示唆した最初の研究である.