前頭-頭頂注意ネットワークの機能評価:安静状態のfMRI と注意ネットワークテストからの洞察

Assessing the function of the fronto-parietal attention network insights from resting-state fMRI and the attentional network test
S. Markett, M. Reuter, C. Montag, G. Voigt, B. Lachmann, S. Rudorf, C.E. Elger and B. Weber
Human brain mapping, Vol.35, No4., 1700-1709, 2014
2017 rhagiwara

“近年,様々な固有コネクティビティネットワーク(ICN)が安静時の脳において同定されている.前頭-頭頂ICN は注意プロセスに関与しているという仮説が立てられている.この主張の証拠は,持続的な注意を必要とするタスク中に関与する脳領域の共同活性化を示すタスク関連の活性化研究に由来する.本研究では,機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)を使用して,前頭-頭頂ネットワーク内の機能的コネクティビティが安静状態に直接関わることを実証した.我々は,複数の関心領域からの機能的コネクティビティデータにグラフ理論を適用し,MRI環境外で別セッションで取得した注意ネットワークテスト(ANT)によって提供される注意行動の測定値との関連性について検証した.ネットワーク内のノードのグローバルおよびローカルのコネクティビティの中心性のあ
る測定値との強力な統計的関連性が,注意の警告および実行制御サブ機能によって検出された.この結果は,ICNの機能的意義と前頭-頭頂注意ネットワークの仮説的役割についてさらなる証拠を提供する.”

脳波と眼球運動を用いた発育時における情報処理の評価資源

A resource for assessing information processing in the
developing brain using EEG and eye tracking
Scienti c Data, Vol.4, 2017
20170704_hwada

我々は脳の発達過程における情報処理の研究のための資源としてEEG とアイトラッキングを組み合わせたデー
タセットを提示する.このデータセットには,高密度のタスクベースおよびタスクフリーのEEG,アイトラッキ
ング,および126 人(年齢:6-44)から収集された認知および行動データが含まれている.タスクでは,現代の認
知神経科学で一般的な手法の範囲に対応するために,単純・複合および受動・能動次元の両方にまたがっている.
能動的タスクパラダイムは,発達中の脳におけるタスクパフォーマンスの重要な成分の原理的分解を容易にする
が,受動的パラダイムは、変化する外部刺激の間の内因性機能ネットワーク活性の検査を可能にした.これらの
EEG データに加えて,簡略化された認知テストと精神医学機能を持つのアンケートに基づく測定が含まれる.こ
のデータセットが,健康な脳の発達の指標と病理学的プロセスの検出に使用できる情報処理の基礎となる神経プ
ロセスの新しい分析の開発に繋がることを願っている.