フルネス瞑想は受動的条件付けタスクにおける報酬予測誤差を調整する

Mindfulness meditation modulates reward prediction errors in a passive conditioning task マインド
Kirk, Ulrich, and P. Read Montague
Frontiers in psychology, vol.6, pp.1-8, 2015

強化学習モデルは,報酬予測中のドーパミンニューロンの位相活動が,報酬の予測可能性および報酬を予測する手がかりについての情報を暗号化することを実証した.マインドフルネスに基づくアプローチで実践されているような自己制御戦略は,刺激に対する否定的および肯定的な反応を減らすと言われており,そのような訓練は基本的な報酬処理に影響を与えるという仮説を示唆する.マインドフルネス瞑想の実践者,及び年齢を一致させた対照群において,受動的条件付けタスク及びfMRIを使用し,マインドフルネス瞑想が報酬および報酬予測誤差(PE)信号に影響を及ぼすという仮説を検証した.対照群と比較して瞑想実践者の被殻において,正および負のPE関連のBOLD反応における減少が見られた.瞑想実践者では,線条体における報酬PEに対するBOLD反応の減少は,主要内受容領域である後部島内での活動増加と平行していた.批判的に言えば,条件付け手順の初期試験中(実験1)の被殻における反応は,瞑想実践者と対照群の両方で上昇した.全体として,これらの結果はマインドフルネス瞑想実践者が,後部島で暗号化された内受容処理に関連している可能性のある刺激に対する報酬予測信号を減衰させることができるという証拠を提供する.

人の連合学習における神経の相互関係

Neural Correlates of Human Associative Learning
Tsinghua Science and Technology vol.16(2), pp. 140-144, 2011
160705 ykohri

動物における恐怖の研究では,文脈や合図の両方の主に嫌悪条件付けと扁桃体が関連づけられる.しかし,神 経生理学的研究は扁桃体が様々な種類の刺激報酬学習でポジティブな感情の処理を担っていることを示している. 現在の研究の目的は,この発見を人に当てはまるか調査することである.fMRI は嫌悪感と食欲調節における神経 基盤を調査するために用いた.最初の研究では,合図または文脈が関連付けされた時に電気ショックを与えた.次 の研究では,嫌悪条件である電気ショックと食欲増進の報酬を使って食欲と嫌悪の調節を統合する.文脈条件付け で海馬がより活性したのに対し,扁桃体における反応は合図と文脈の条件付けの両方で観察された.また,強音 響刺激に対しては扁桃体の活性が高かった.これらの調査結果は,刺激量や刺激の種類に関係なく連合学習にお いて扁桃体は重要であるということを強調している.