フックス角膜内皮ジストロフィーに対する今後の有望な治療法の展望

Perspective of Future Potent Therapies for Fuchs Endothelial Corneal Dystrophy
Naoki Okumura, Ryousuke Hayashi and Noriko Koizumi
The open ophthalmology journal, vol.12, pp.154, 2018

背景:フックス角膜内皮ジストロフィー(Fuchs Endothelial Corneal Dystrophy:FECD)は,両眼の角膜内皮に影響を及ぼす進行性疾患である.最近の研究ではFECDの新しい遺伝的基盤が同定されており,基礎的な研究成果は根底にある病態生理の証拠を提供されている.1910年のErnst Fuchsによる最初の記述以来,唯一の治療選択肢はドナー角膜を用いた角膜移植であった.しかし,蓄積している証拠はこの「ルール」の変化が目前に迫っている可能性があることを示唆している.結論:本稿ではFECDの遺伝学および病態生理学の現在の知識をレビューし,この障害の新しい治療法として有望ないくつかの強力な治療法を紹介する.