チームにおける現実生活の創造的問題解決:fNIRSに基づいたハイパースキャニング研究

Real-life creative problem solving in teams: fNIRS based hyperscanning study
N. Mayseless, G. Hawthorne and A.L. Reiss NeuroImage, vol. 203, p.116161, 2019.

多くの場合,個人からなる集団が協力して革新を達成し,単独では解決できない複雑な問題を解決できると考えらている.基本的な前提の1つは,集団は単独の個人よりも創造的で革新的になりうるということである.以前の研究では,革新を達成しようとしているチームで問題解決が発生するプロセスの調査が開始された.この前進にも関わらず,チームの相互作用性が革新的な出来事の結果にどのように貢献し,影響を与えるかを説明する明確な脳に基づいたモデルがない.ここでは,チームの協力を含む創造的な問題解決を検討するために設計された自然主義的な研究を提示する.機能的近赤外分光法(fNIRS)を使用して,創造的な設計作業に従事する相互作用するパートナー間の脳間同期(IBS)を測定した.結果は,IBSのメンタライジングおよびミラーニューロンネットワークと結合した認知制御の関与を示している.事後の行動および時間解析により,IBSの減少に関連して,時間の経過とともに協力が増加することが明らかになった.私たちの結果は,チームの相互作用の神経基盤を調査するための自然主義的なデザインの重要性を実証し,チームの創造性の可能なメカニズムを提案する.