顕微鏡画像を用いたヒト腸内寄生虫の自動分割と分類

Automatic Segmentation and Classification of Human Intestinal Parasites From Microscopy Images Celso T. N. Suzuki, Jancarlo F. Gomes, Alexandre X. Falcao, Joao P. Papa, Sumie Hoshino-Shimizu
IEEE Transactions on Biomedical Engineering, Vol.60, No.3, pp.803-812, 2013
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ヒトの腸内寄生虫は,ほとんどの熱帯諸国で問題であり,死亡または身体的および精神的障害を引き起こす.それらの診断は通常,顕微鏡検査画像の視覚的分析に依存し,誤る確率は中程度から高いものまで及ぶ可能性がある.この問題は,画像分析処理によって対処されてきたが,糞便中の不純物を含まない少数の種および画像についてのみ対処されている.従来,糞便中の不純物は自動画像分析にとって真の課題である.我々は,最も一般的な15種のブラジルの原生胞子,蠕虫の卵,および幼虫を,糞便の不純物を伴う明視野顕微鏡画像から分類する方法によってこの問題を回避した.我々のアプローチは,画像セグメンテーションのための楕円マッチングと画像森林変換,オブジェクト表現のための遺伝的プログラミングによる複数のオブジェクト記述子とその最適な組み合わせ,およびオブジェクト認識のための最適経路フォレスト分類器を利用する.この結果は,我々の方法が腸内細菌症診断の完全自動化に向けた有望なアプローチであることを示している.