画像強調観察は,臨床現場において胃炎の京都分類の診断を改善できるか

Can image-enhanced endoscopy improve the diagnosis of Kyoto classification of gastritis in the clinical setting?
Osamu Dohi, Atsushi Majima, Yuji Naito, Takuma Yoshida, Tsugitaka Ishida, Yuka Azuma, Hiroaki Kitae, Shinya Matsumura, Naoki Mizuno, Naohisa Yoshida, Kazuhiro Kamada and Yoshito Itoh
Digestive Endoscopy 2019, Available online 10 October

胃がんの最も一般的な原因であるヘリコバクターピロリ感染の内視鏡診断は,胃がんの罹患率と死亡率を減ら すために,胃がんになりやすい患者を明確化するので,非常に重要である.最近では,ピロリ菌感染の状態の明確 化や胃がんのリスク要因を評価するために,胃炎に関連したピロリ菌感染の内視鏡初見を元に,胃炎の京都分類が 開発された.最近では,狭帯域イメージング(NBI)を用いた拡大内視鏡は,ピロリ菌に関連した前癌状態の領域 の内視鏡診断の精度や再現性に利点があると報告されている.NBI に加えて,自家蛍光イメージング,blue lazer imaging,そして,linked color imaging などを含めた様々な画像強調観察が利用されている.この評価は,現在 利用可能な IEE の進歩した技術を使用して,京都分類に基づいた胃炎診断を向上させる為の臨床応用や,その対 応する証拠に焦点を当てている.