ネットワーク神経科学

Network neuroscience
Nature neuroscience, Vol.20, No.3, 353-364, 2017
20170908 rhagiwara

本質的な進歩にも関わらず,複雑な脳機能および認知の基礎となる原則およびメカニズムの理解は不完全なま まである.ネットワーク神経科学は,これらの永続的な課題に取り組むことを提案している.明示的に統合的な脳 構造と機能に近づくと,ネットワーク神経科学は,神経生物学的システムの要素と相互作用をマッピング,記録, 分析,モデル化する新しい方法を追求している.2 つの平衡した傾向がアプローチを推進する.包括的な地図を作 成し,分子,ニューロン,脳領域および社会システムの動的なパターンを記録するための新しい経験的ツールと, 現代のネットワーク科学の理論的枠組みと計算ツールの有効である.経験と計算の進歩の融合は,ネットワーク ダイナミクス,脳内ネットワークの操作と制御,時空間ドメイン全体にわたるネットワークプロセスの統合など の科学的調査の新しい最前線を開く.我々は,ネットワーク神経科学の新興傾向を再検討し,脳のより良い理解に 向けた道筋をマルチスケールネットワークシステムとして描くことを試みる