実車運転中のfNIRSを用いた運転者の脳活動と行動に関する研究

The Study of Driver’s Brain Activity and Behavior Using fNIRS During Actual Car Driving
Kouji Yamamoto, Hideki Takahashi, Toshiyuki Sugimachi, Kimihiko Nakano, Yoshinori Suda and Toshinori Kato
2018 11th International Conference on Human System Interaction, pp.418–424, 2018

本研究では,脳活動の測定とアクセルとブレーキのストロークの変化に基づいて,ドライバーの反応と運転者の追従行動との相互作用を実際の自動車運転時に可変メッセージサインを見た時に把握しようと試みた.具体的には,fNIRSを使用して,実際の自動車運転中の同じ運転者の脳活動および運転行動を分析し,次に両方の項目の相互作用を評価した.その結果,走行中に運転者が環境から収集した情報を認識して判断することで,頭頂連合野と前頭前野が活動することが確認された.脳活動を測定するためには,頭頂連合野を拡張する必要があることが示唆された.さらに,加速器発作のオン・オフの両方が前頭前野活動と関連していることが示唆された.その結果,神経科学からアプローチすることで,「認識」,「判断」,「行動」などのあらゆるステップで運転者の反応を確認することが有効であることが示唆された.