近赤外分光法を用いた感情処理における前頭前野の活動を測定するための調査:実験的デザインの重要性

A brief review of research using near-infrared spectroscopy to measure activation of the prefrontal cortex during emotional processing: the importance of experimental design
Bendall, Robert CA and Eachus, Peter and Thompson, Catherine
Frontiers in human neuroscience, Vol.10, pp.529, 2016

過去 20 年間で神経活動を測定するために近赤外分光法(near-infrared spectroscopy,NIRS)を用いた公表さ れている研究数が著しく増加している.この技術は認知神経科学者がいくつかの分野を調査するために採用され た神経イメージングツールであり,その 1 つは感情処理の研究である.重要なことに,感情処理に重要な領域の 1 つである前頭前野(prefrontal cortex,PFC)であり,NIRS はこの領域を計測するのに理想的である.神経活動 を記録するために使用される他の方法と比較して,NIRS は参加者の不快感の軽減,より大きなサンプルサイズの データ収集,体動を含むタスク中の活性化の測定を可能にする.しかし NIRS を用いて感情と認知の関連性を調 査した結果,様々な見解が明らかになった.例えば,不快情動処理に関連する PFC の活動を報告する研究もあれ ば快情動処理に関連する PFC の活動を報告する研究もある.これらの研究では異なる認知課題間の PFC の活動 の差異を示しているが,同様の課題の場合でも見解は異なる.本研究では,NIRS を用いて健常者と患者の感情処 理中の PFC の活動を研究した最近の研究を選択し再検討する.実験デザインの変化が混合結果に寄与する要因と なる可能性がある研究結果と論点の違いを強調し表示する.この分野における一貫性を高めるため,今後のガイ ダンスが提供されている.