瞑想はPVT における注意を鋭敏に改善し,睡眠の必要性を減少させる可能性がある

Meditation acutely improves psychomotor vigilance, and may decrease sleep need
Kaul, Prashant and Passaume, Jason and Sargent, R Craig and O’Hara, Bruce F
Behavioral and brain Functions, vol. 6, No. 1, pp. 47, 2010

“【背景】様々な伝統を習得している人が,瞑想におけるメリットの多くについて主張している.しかし,科学的に管理された研究では十分にテストされていない.これらの主張の中には,改善されたパフォーマンスと睡眠の必要性が減少している.したがって,本研究では,妥当性が確認されたPVT において,瞑想が即時のパフォーマンス改善につながるかどうか,第2 に,より長い瞑想で睡眠の必要性が変わるかどうかを評価する.
【方法】最初の研究では,被験者内のクロスオーバ設計を用いて40 分の瞑想,昼寝,またはコントロール活動の前後のPVT 反応時間を評価した.この研究では,現在大学生(n = 10)である初心者の瞑想者を利用した.初心者の瞑想師は,瞑想,昼寝,またはコントロール活動を6 日間に分けて行い(各条件ごとに2 日間の別々の日),別の日の夜に1 泊分の睡眠不足と40 分間の瞑想を完了した.第2 の研究では,長期の経験豊富な瞑想者(n = 7)対非瞑想者(n = 23)の睡眠時間を調べた.熟練した瞑想者および対照は,研究の時にインドのデリー地域に居住しており,また合致させた年齢および性別であった.どちらのグループも睡眠と瞑想の時間をモニタリングしながら正常な活動を続けた.
【結果】初心者の瞑想者は,各活動の前と各活動の10 分後および1 時間後にPVT で試験した.全ての10 人の初心者の瞑想者は,瞑想の期間の直後にPVT 反応時間を改善し,1 つを除くすべてが昼寝直後に悪化した.睡眠不足は,PVT のベースライン反応時間(RT)がより遅くなり,依然として瞑想期間後に有意に改善した.経験豊富な熟練者の実験では,睡眠記録とアクティグラフィーの両方を用いて睡眠時間を測定した.これらの被験者における睡眠持続時間は,対照非瞑想者および一般的な母集団基準よりも低く,PVT スコアの明らかな減少はなかった.
【結論】これらの結果は,初心者の瞑想者であっても,少なくとも短期間のパフォーマンス改善をもたらすことを示唆している.長期の瞑想では,瞑想に費やされた多くの時間は,年齢と性別が一致した瞑想していない対照と比較して,総睡眠時間の有意な減少と関連している.瞑想が実際に睡眠の一部を置き換えることができるのか,睡眠の利益をもたらすのかは,さらに検討されている.”