扁桃体の協調的相互作用,心の理論と拡張された痛みマトリックスの脳領域による共感的制御

Empathic control through coordinated interaction of amygdala, theory of mind and extended pain matrix brain regions
NeuroImage,Vol.114,pp.105-119, 2015
20170425 sikeda

「痛みマトリックス」の脳領域は,
物理的な痛みで他の人を観察または読むことによって活性する.
これまでの研究では,他の人の感情的苦痛に関する記事を読むことは,
対照的に他の人の心について主に考える脳領域の異なるグループを作ることを発見している.
現在の研究では,他者の痛みや苦しみに対する感情的反応を意図的に調節する役割を果たす神経回路を調べた.
研究1では,大学生の参加者のサンプル(n = 18)が,
機能的磁気共鳴イメージング(fMRI)の中で
身体的苦痛および情緒的悲惨な出来事に関する記事を読み,
主人公と積極的に共感したり,客観的なままにしようとしたりしてもらう.
研究2では,慢性的に人間の苦しみにさらされている
専門のソーシャルワーカー(n = 21)を対象に同じ実験を行った.
両方の研究において,扁桃体の活動は,
他人の感情的な痛みに対する感情的な調節に関連していたが,身体的な痛みには関連していないことがわかった.
さらに,心理生理学的相互作用(PPI)分析およびGranger因果モデリング(GCM)は,
扁桃体の活動は他の人の感情的な痛みを読んでいる間に,頭脳の脳領域の理論に先立って積極的に活動したり,
身体的痛みおよび身体感覚に関連する領域における活動に続いて負の作用があることを示した.
以前の研究は,扁桃体が自己焦点苦痛の意図的な制御に決定的に関与していることを示しているが,
現在の結果では,他の人の感情的痛みを考慮する場合に限り
扁桃体活動の中心的な重要性を他の焦点にある共感の制御にまで拡張する.

fMRI,Empathy,Physical pain,Emotional suffering,Cognitive control,Social distancing,Psychophysiological interaction,PPI,Granger causality modeling,GCM